硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~

「日和、帰ろう。
送るから」


静かに言った龍星の口調は、
冷たくも感じた。


なんだか、

怒っている様にも感じ、

怒らせてしまった…


と、
日和は、自己嫌悪になり…



「はい」


素直に返事を囁いた。



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