硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~
龍星は、
黙っていた。
黙って
日和の言葉を聞き、
ほんの少しの間の後で、
「なぜ、謝る」
と、ぽつり。
「………」
「自分が言った言葉に
責任が持てなくなったのか?」
「え…
それも、ある」
「それも?」
「七海さんを怒らせてしまったのなら、
謝ろうと…思ったから」
「俺が、怒ってる様に見えた?」
「…はい」
「そっか。
…
日和」
「はぃっ…」
「二度と
あんな言葉は言うな」
「あ、……はい」
「俺は、
女の子があんな言葉を言うのは、
好きじゃない。
自分の好きな女なら
なおさら」
「はい………えっ」
「あんな言葉は言うな。
二度とだ」
「はぃ」
黙っていた。
黙って
日和の言葉を聞き、
ほんの少しの間の後で、
「なぜ、謝る」
と、ぽつり。
「………」
「自分が言った言葉に
責任が持てなくなったのか?」
「え…
それも、ある」
「それも?」
「七海さんを怒らせてしまったのなら、
謝ろうと…思ったから」
「俺が、怒ってる様に見えた?」
「…はい」
「そっか。
…
日和」
「はぃっ…」
「二度と
あんな言葉は言うな」
「あ、……はい」
「俺は、
女の子があんな言葉を言うのは、
好きじゃない。
自分の好きな女なら
なおさら」
「はい………えっ」
「あんな言葉は言うな。
二度とだ」
「はぃ」