愛の道は生きる道

23.光の生きている世界

現実っていうのは、

刻々と時間がすぎていくもので、

たち止まって、考える時間がほしくても、

淡々と時間だけは流れていく。



フクちゃんから衝撃の告白を受けた翌日も、入っている仕事を笑顔でこなし、誰に相談することもできず、あっという間に次の日の朝がやってきてしまう。


そうして一週間が経ち、光のイベント当日を迎えた。


いつもなら、心の底から待ちわびて、楽しいはずのイベントも、なんだか心が暗い。


光に会ったら、いつものように心は薔薇色に戻るかなあ。

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