愛の道は生きる道
第2章

6.光はいつも降り注いでる

散々な結果な練習会も終わり、一ヶ月が過ぎた。

わたしの仕事は相変わらずアシスンタトばかり。

一ヶ月に入る仕事は5、6回。

月給にして1万円ちょっと。

現実は厳しいんだ・・・。



そして・・・不幸は重なるもので・・・

あんなにも融通をつけてくれたパン屋の店長が転勤になり、次に来た店長はわたしのあまりの勤務状況のひどさに絶句し、くびを言い渡した。



新しくバイトも見つからず、収入源を断たれたわたしは、ほとんど引きこもり状態。

外に出ればお金がかかる。

家の中にじっとして、食事は一日2食にし、貧困に耐えているのだ。


「ひかるぅ。わたし、どうしたらいいのぉ」
部屋に貼ってあるポスターに向かって、呟いてみる。

はぁ・・・本当にこのままじゃ生きていけないよ。



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