夢の、現実
「こんどは真っ白だね。………嶺君…?」

嶺は立ち止まり、何かを考えるように扉を見つめていた。

「どうしたの?」

「いや…考え過ぎただけだ…」


顔が青白い。
何を考えていたんだろう?

「とりあえず、次に進もうか」

なんだか嶺の様子が変だ。この先に何があると言うんだろう?

ほんのすこしの恐怖を胸に、私は扉をあけた。
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