スマイル〜最後の一瞬も〜

先生とデート



優しさ病院の先生のおかげで、わたしは今日という時間をもらった


「ん?どれにしょう!」

決まんないよ〜
白いワンピース?
ピンクのワンピース?
どっちにしよー











トントン

「亜矢音!入るわね…」

「どうぞ!」

「準備は、出来た?」

「うーん!まだ、どっちのワンピースにするか、決まってないの・・・どっちが、いいかな?」


「ピンクのワンピースにしたら?可愛いわよ!」

「そぉかな?んじゃ!そうするぅ♪」


「なら!お母さんが、髪やってあげるわ!」

「ホント!ありがとう!」

「座って?」

「うん!」

「何年ぶりかしら?亜矢音の髪しばるの〜」

「小学校以来じゃない?」

「そうかもね…!亜矢音!昨日は、ごめんね…」

「うんん!心配してくれたからでしょ!わたしもごめんね…」


『死にたいの』そう言った
お母さん、心配で仕方なかったんだよね…
今の私ならわかるよ



「はい!出来上がり!」

「ありがとう!」

「かわいいわよ!それなら先生にも、かわいいって思われるわよ〜♪」

「そうかなぁ〜(照)」

「あらぁ!照れちゃって、お母さん 先生になら亜矢音をお嫁さんに出してもいいわよ〜」

「なにそれ〜好きじゃ無いから・・・」

「どうだかね〜」

「おかあさん〜」
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