スマイル〜最後の一瞬も〜

「きれい・・・」

そこには、一面に咲く
ひまわり

息を飲むほど、きれいだった

「だろー!あそこに、座ろうぜ」

「うん…」

ひまわり達は、風に揺られて
踊ってるみたいだった

「なぁ!里崎・・・俺が
頑張って見つけるから」

「えっ…?」

「お母さんに聞いたんだ・・・
絶対に、ドナー見つけるから!」

「うん…ありがとう」

「俺は、明日も明後日も続く・・
この世界に、おまえと居たいから」

「ありがとう!先生・・・」

「お、おう・・・」


知らなかった・・・
先生が、遠まわしな告白を
してたなんて・・・

告白なんて、されたことない
わたしには、分からなかった
< 85 / 90 >

この作品をシェア

pagetop