スマイル〜最後の一瞬も〜
「きれい・・・」
そこには、一面に咲く
ひまわり
息を飲むほど、きれいだった
「だろー!あそこに、座ろうぜ」
「うん…」
ひまわり達は、風に揺られて
踊ってるみたいだった
「なぁ!里崎・・・俺が
頑張って見つけるから」
「えっ…?」
「お母さんに聞いたんだ・・・
絶対に、ドナー見つけるから!」
「うん…ありがとう」
「俺は、明日も明後日も続く・・
この世界に、おまえと居たいから」
「ありがとう!先生・・・」
「お、おう・・・」
知らなかった・・・
先生が、遠まわしな告白を
してたなんて・・・
告白なんて、されたことない
わたしには、分からなかった