私の王子様-社長【完】
幸せな時間




ご機嫌のよろしくなかった朝とは打って変わって


大変機嫌のよい月曜の夕方。


さっき陽からメールがあって今日は早く帰れるらしい。


しかも何か食べに行くぞとのお誘い。


それがなんだか嬉しくてたまらなかった。



でも、その割には顔はいつもと同じ仏頂面。


そろそろこんな顔からも卒業したいものだ…



まだ当分卒業は無理そうだけど…




「まだかな~」




そして自然と出てしまうこの言葉。


陽の帰りをこんなにも待ち遠しいと思うのは


やっぱり恋しているせいなのだろうか?





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