私の王子様-社長【完】
「どこ行こうか?」
「考えてなかったの?」
自分から誘っておいて無計画なわけないよね?
私がギロッと達也を見ると
「嘘です。嘘です。ちゃんと計画してます」
達也は少し額に汗をかきながらそう言った。
「決まってるならわざわざ聞かなくてもよくない?」
私がそう聞くと
「全く真はわかってねーな」
いつもみたいな可愛い口調ではなく
男らしい口調。
久しぶりに素の達也を見た気がする。
いや、見たことあったっけ?
私の思考は少しずつ違う方向へと
ずれていった。