↑恋人以上≧恋愛未満↓



公演を終えた晩、


わたしはいつものように海の家に来ていた。



「んーっ!おわったおわった!つーかめちゃくちゃつかれたなぁ!!でも、いつもより充実してたし達成感感じるよなっ。」


そういって海が大きく伸びをした。


「なぁ葵?マッサージしてくんね?」


海がゴロンとよこになった。
わたしはその脇でちょこんと腰掛ける。

「........」


“海に何から聞こう”
頭の中でそんなことしか考えていなかった。



「もしもーし?葵??」



「っごめん。聞いてなかった...」


「どした?ぼーっとして??そんなに今日の俺かっこよかった?ん??」



「っちちがっぅ///」


そういって迫って来る海を押しのけた。



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