白雪姫様と王子様とオモチャ

必要ないのかな[白]

「先生、俺たち先生の子と知りたいんで質問に答えてくれませんか?」


頃合を見計らって翔がそう言うと、佐藤和人は快く承諾した。もちろんこれからのことを全くわかってない。これから本当にゲームがスタートする。


「それじゃ、後ろのほうに移動しましょ。」


ゆうりがそういってみんなが移動する。私はゆうりに促されて隼人の隣。ゆうりは翔の隣に座った。そして、佐藤和人は囲ってあるソファの中心に用意した椅子に座った。


はっきり言って、今佐藤和人のことを見るより、隼人の事を見てる。結構白くて、以外にやわらかそうなほっぺと、長いまつげ。キレイな横顔にうっとりと酔いしれてしまった。


キレイ…とっても魅力的で、この美貌はすごいゎ…


そうやってじっと見ていて、いきなりこっちを向かれた。


「白。持ってきたか?」


そう言われて、はっとした。酔いしれてしまってすっかり忘れていた。今からの質問タイムの意味。すぐにカバンの中を探す。

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