白雪姫様と王子様とオモチャ

恋の宴 [白]

家に帰ってから、お風呂に入れさせられた。お風呂にはいろんな種類の花びらが浮かせてある。


隼人が…くるんだぁ…


目を閉じて隼人の姿を想像(妄想)すると顔がにやけてしまう。誰も回りにいないことをいいことにずっとにやけていた。


髪を洗って体も洗って、湯船に使ってゆっくりしてからお風呂を出た。


置いてあった簡単なワンピースを着て部屋を出る。扉の前には美夏と爽(ソウ)がいた。


「では、十分時間がありますのでゆっくりと準備に力を入れていきたいと思います。」


そういわれて部屋を移動する。もちろん爽がついて。別に慣れているのでなんとも思わない。下着姿を見られるくらいは(爽にだけ)OKだ。


爽が選んでくれるんだよね…だよね…?


美夏がドレスなんかを選ぶのにはちょっと不安だ。


爽だと(が)いいんだけど…
< 62 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop