白雪姫様と王子様とオモチャ

「うっし、コレでいいだろう。」


ふぅとため息をつく爽。それをみて美夏は冷たい飲み物を差し出す。


さすが爽…すごいできだわ。


くるりと１回転して白は鏡を見る。


白いミニドレスにはピンクの刺繍がしてある。胸元とか裾はフリフリ。髪の毛は長い髪を生かして複雑に結ってあり白いユリの花の髪留めがしてある。ネイルは白とピンクのグラデーション。


いつもより気合が入ってるのは気のせい？？


「いいだろ。やっぱり今日は特別だからな。」


「えっ？」


「隼人がいっしょなんだろ？がんばらなきゃダメだろ。」


それを聞くと顔が赤くなる。２人とも白の気持ちを知っていた。というか、隠せなかった。それで応援してくれている。