白雪姫様と王子様とオモチャ

クレープ屋の人 [ 白 ]

いつも行っているクレープ屋に行った。


今日は理知学院の一足速い新学期だった。迎えの車は公園に来るよう電話し、車を待つ間は公園にあるクレープ屋で暇つぶし。


今日はいちごチョコクレープSPデラックスにしようと心の中で決めてクレープ屋へと急いだ。


行くとそこには見慣れない男の人。


ここって、ナナさんしかいないんじゃ。よくわからず、一応その人に注文する。


「すみません。いちごチョコクレープSPデラックスください。」


そういうと、返事が返ってこない。目はしっかりとこっちを捕らえているのに、返事はこない。


え・・・聞こえてない??


「あの・・・・。」


不安になりつつも声をかける。やっと男の人は気づいてくれた。クレープができるまでの間。私はベンチに座って上をみた。
< 8 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop