俺の姫は幼なじみ【完】



―――……学校



「日向、開会式始まるぞ―」


「お―」



凌と俺は体育館に行った。


イスがたくさん並んでいて自分のクラスの席に座った。




千幸の席が空いていた。




「千幸ちゃん、残念だったな」




「まぁ…心臓のことだったら有無を言わせず入院だしな」




「大変だな」




「かなり前もあったし大丈夫だ。それに一週間だしな」



俺は自然と笑顔で凌に言った。




「そか…」




凌は少し目線を下げて言った。




その時、後ろから声がした。





「早川君、実行委員は職員室に集合だって」





「あぁ…ぅん」










南は何もなかったかのように俺に話しかけてきた。










< 115 / 327 >

この作品をシェア

pagetop