俺の姫は幼なじみ【完】

●日向side




…―カッシャ―ンっ



受付の机の上に置いてあった花瓶がなぜか下に落ちた。




中に入っていた花がぐしゃっとなってしまっている。



「私、ほうき持ってくる」



南はプログラムを拾い終え、立ち上がってほうきを取りに行った。








…なんか…嫌な予感がする。










花瓶の破片を拾おうとしゃがみこむとポケットから着信音がした。









「…誰だ…?」










花瓶を拾うのを止めて電話にでた。










「もしもし…」











そして、俺の悪い予感は的中することになる。










俺は…

気づけば走り出していた。










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