俺の姫は幼なじみ【完】



――…
―――……



「よし、出来た―♪」



日向の好きな白色のマフラー。



端には青のラインが入っている。




ふと、顔をあげると、もう空がオレンジ色に染まっていた。





「いつの間に…」




…―夢中になってたんだ。





私はマフラーを自分の首に巻いてみた。



そして、鏡に自分を写す。



「大丈夫だよね…?」



と、独り言。




確認し終わり←(?)マフラーを外し、鏡をふと見た。






…―っ







鏡に写ったのは、あの日のキスマークだった。







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