俺の姫は幼なじみ【完】



「ち、ゆき!?」



日向は泣き出した私を心配そうに見つめる。



それだけできゅうって締め付けられて…、



幸せを感じるんだ。




「なんでもないよ…♪」



「……」



へへっと笑った私の顔に日向は自分の顔をぐっと近づけた。



…―!?///



すぐ赤くなってしまう顔を隠そうとすると、日向は私の手を制した。



「…日向?//」



「…っ…ごめんな…っ」



そういって日向は私の頬にまだ流れていた涙に、キスをした。




そして、




もう一度、こう言った。








「…ごめんな…、」









…と。




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