俺の姫は幼なじみ【完】



「はぁ…はぁ…っ

日向…っ」



そこには息を切らした千幸がいた。



「………」



俺は黙ったまま。



千幸が俺に近づく。



「日向、ごめんねっ

本当にごめんね…」



「……」



「日向…」



「……」



黙っていると千幸が泣きだした。



「ひなだぁ…っ」



子どものようにわんわん泣く千幸。




ちょ…っ

泣くなよっ(汗)



「…千幸!?

泣くなって…」



千幸の頭を撫でる。



「うわぁぁあん…っ」



「ごめん…千幸

その…俺が勝手にイラついてるだけだからさ…

泣かないで?」



「……ぐすっ……」



「な?」



「…ほんとに?」



涙で濡れた目で俺を見る千幸。



…ヤバい…可愛すぎ…//



「ほ…ほんとに!!//」



「ぅわぁぁあんっ」



千幸はさらに激しく泣き出しながら、俺に抱きついてきた。




千幸っ//

ちょ…まて!!(汗)



「ぐすっ…ぅ……日向…」



「…っ///」



千幸に抱きつかれて思わず顔がにやけてしまう…











< 69 / 327 >

この作品をシェア

pagetop