【続】ホスト様に拾われて


試着を終えて、部屋に戻ると翔がベッドに腰掛けていた。




『早かったんだね』



「そりゃー、男は簡単だからな」





ニコッと微笑みながら、おいでと翔は手招きをする。



その手に惹かれるように、あたしはストンと翔の隣に座る。





「で、どうしたの?」




『え?な・・・何が?』




「複雑な顔してるから・・・何かあったのかなって」





翔にはわかっちゃうんだね。


あたしがモヤモヤを抱えていること。


< 18 / 36 >

この作品をシェア

pagetop