僕らのメロディー


篠村先生はそれから指導するわけでもなく音楽室を去り


それ以降篠村先生は音楽室に現れなかった

入学式の演奏は副部長の紗智がタクトを握った。
メタボと同じく譜面の端を“カンカン”と鳴らしていた。


…………………………


入学式の日の放課後

篠村先生はやっと顧問として音楽室に足を踏み入れた


この瞬間が私たち吹奏楽部と篠村先生とのスタートだ




< 21 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop