【完】宛先不明のラブレター
「結婚式で、約束したのにっ…!ねぇ、聡、約束したよね…?」
「…、」
「永遠に愛してくれるって、…一緒にいてくれるって…!」
「…ごめん」
「どうして“一緒にいる”って言ってくれないの…っ!?」
茉莉がここまで感情を露にするのは、初めてのことだった。
喜怒哀楽がはっきりしている茉莉だけど、ここまで取り乱すことはなかった。
嫉妬と独占欲がどんなに大きくなっても、こんなに取り乱したことはない。