【完】宛先不明のラブレター
「…夢、みたい」
俺が思っていたことを、果枝が口にしたので少し驚いた。
…果枝も、俺と同じことを考えてくれていたのか。
それがなんだか嬉しかった。
「…俺も、夢みたいって思ってたとこ」
「聡も?…ふふ、なんか嬉しい」
そう言って笑う果枝が、すごく愛しかった。
…3年。
あっという間なようで、長い3年だった。
果枝にとっては、きっと俺以上に毎日が変化していっていたんだろう。