Beeな彼女とHoneyな彼氏
Beeな彼女
「愛ちゃん、俺・・・もう待てない。」


「えぇ!?・・・なっなんで・・・」


彼氏の直人からのお昼休みの突然のカミングアウト。


「待つって、言ったじゃん・・・」


そう言うと、彼はかなしそうにうつむいた。


だっだって・・・


そういう、条件じゃん・・・


――そう、あたしと直人は、3ヶ月前から、やっとの交際スタート。


やっとって、待ってたワケじゃないよ!


ずっと幼なじみで、家も隣。


直人から、告白された。


嫌いじゃなかったし、付き合ってる雰囲気は前々からあったから。


だから、付き合った。


――条件付きで。



一、今まで通り、普通に接する。よそよそしいのは嫌い。


二、人前で、恥ずかしい事しない。(例えば、みんないるのに「好き」とか言う)


三、キスは、三ヶ月後から。(それ以上なんて、あり得ない!)


以上三つ!



「だって・・・三ヶ月たったよ?」



そっそれはそうだけど・・・


「~~~~っっっっ!!」


「・・・もう、いいよ。」


「え・・・?」


直人はにっこりと笑って言った。


「困らせたい訳じゃないし!」


< 1 / 33 >

この作品をシェア

pagetop