山田田町の大喜利ポエム 1
しかし、それは簡単に裏切られました。私に高田純次を表現することは不可能でした。より正確に言うと、私は1文字すら高田純次について言葉にすることができなかったのです。そうして私は気づいた時、1本の焼酎をまるまる飲みきっていたのです。


串かつは効果的な小道具になるはずでした。串かつは私がロールキャベツの次に好きな食べ物ですし、大阪環状線はもちろん、山手線のあらゆる駅で私はベストな串かつ店を挙げることができます。つまり私は最適なタイミングで最適な串かつをいつでも食べることが出来る状態にあるといえます。

石けん、彼と過ごした日常になくてはならないものです。私はかなり石けんを串、いや、駆使してそういったことを行う方の人間でしたし、私は高田純次との石けん遊びについて息を呑むような美しさで書く自信すらありました。

でもそれは永遠に叶わなかったのです。結局私と高田純次との関係はまさに幻想でしたし、何もないという事実以外に事実はありません。



思い起こせば酒で失敗することはこれまでも度々ありました。学生時代、郵便ポストに海老を入れると楽しいと考え熱心に海老をポストに口移ししていた所補導沙汰になったり、ちびまる子のマネをして友人を苛立たせ、胸ぐらをつかまれキュウキュウされたりと本当にろくなことがありませんでした。分かっていながら今回このようなことを行ったことを深く反省しております。もう飲尿療法と称して小水ぶっかけを強要したりもしません。

今後はこのような重大な過失を、二度と繰り返さないように決意したいと思います。関係者の皆様にはご迷惑をおかけして、まことに申し訳ございませんでした。


2009 年 2 月 2 日

山田田町
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