一年契約の家来

壱話 神木聖

神木は由緒正しき家

代々一人目の家来は自分で選ばなければいけないというしきたりがありました




ですが、決めた後に不都合があるといけないので一年契約で家来にし、気に入ったら契約続行と決められていました


「さあ、次はあなたの番よ、聖」


女の人の声が、二人しかいない居間に響いた。


「わかっています、お母様」


聖は立ち上がり、玄関に向かった。



「家来…正直興味ないわ…」


呟いて家を出る。


向かう先は、家のすぐ近くにある学校

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