遅い初恋〜先輩に恋をして〜
第6マウンド

野球部が負けた
次の日。学校に
行くと、すでに
貴洋が教室にいた。


貴洋は落ち込んでいる。
昨日メールしたのにな。


個人的に、貴洋が
落ち込んでる姿
なんて、みたくない。


「貴洋!ちょっと来て」


貴洋を私は
学校のグラウンドに
呼んだ。


「貴洋?いつまで
 落込んでるの?
 貴洋に落込んでる
 暇はないって言ったでしょ?」


貴洋の目には
涙が溜まっていた。
よほど悔しかったんだね...


「まあ、今だけは私しか
 いないから、泣きたいなら
 泣けばいいよ。」



『茉美...さんきゅ』


貴洋は一言だけ言って
自分が先輩と練習してきた
グラウンドに向かって
泣いたんだ。


貴洋?このことは
秘密にしておくからね
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