イケメン霊能少年の憂鬱
――!?


ナツはオレにキスをしてくれた。


――不思議だ……


オレは、龍の大きな力と、
ナツの優しさの上に
ただよっているみたいな、
いまで感じたことのナイ、
満ち足りた気分になっていた。


――もし宿命ってモンがあるなら……


オレはナツがここに来たこと、
そしてここで龍のビジョンが現れたことが、
偶然ではなく、
なにか見えない力によって
導かれてるような、
そんな気がした。
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