悪魔と少女とkissマーク



頭ではそう思っているのに

体が最後にサインを消してしまう


どうして?


どうして!?


俯いた私の頭の上に
ポンと
大きな手が乗っかった



『…それが、答えなんじゃないかな?』



日下部さんのその声は
今まで聞いた中で一番大人っぽい声だった






その声につられるように
ゆっくり顔を上げると
…微笑んでいる日下部さんの顔がそこにはあった



『僕のことはどうでもいいから
自分の気持ちを大切にしな』


え…
ちょっと日下部さん

何言ってんの?




それってまるで

まるで…


『別れの言葉だよ』


日下部さんは私が思っていたことを
はっきりと言葉にした


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