悪魔と少女とkissマーク



『幸せかどうかわかんねえけど夢の中で自分だけを思ってくれるそいつと一緒に一生過ごすんじゃねえの?』

…ぼったくりじゃなかったけど



「…なんか言いかたがヤダ」


ふて腐れた私に
悪魔は更に畳み掛ける


『そんなこといったってしょうがねえじゃん、それなりのリスクをしょってでも自分の思い通りの世界にいたいんだろうからさ』



リスク


思い通りの世界…







…どうやら

私が思っていた以上に





「…ヤッパもう少し考える」


『早めにしてくれよー』




現実は厳しいようだ…






悪魔が保健室から消えた後



私はがっくりとうなだれた







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