いつか会える日まで

｢鈴亜、帰り話そ。｣
私たちが話しているとしーちゃんが教室に入ってきた。

｢は、はい。｣







いざ、放課後になると緊張するな。

伝えたいこと沢山あるのに何から話していいか分からないや。


誰もいない教室。

外では部活に励む生徒の声が響く。


夕日に照らされ、オレンジ色に染まる教室で私はただ1人しーちゃんを待った。