お嬢様は元ヤンキー!?




「うん…」

「じゃあ、お婆様。
少し花を見てきます。」

「えぇ。ごゆっくり。」



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―――――――――――


「ホントに手伝いしなくてよかったのかなぁ…」

「大丈夫だっつーの。
お婆様あぁ見えて頑固だから一度言い出したら意見変えない人だから。」

「へー…ι」

「だから、のんびりしときゃいいんだよ。」

「……そっか。……あっ!」

「ん?」


私はその場にしゃがむ。


「見て、奏斗!
こんな小さいバラもあるよ!」


そのバラは深紅の片手より小さいバラだった。

奏斗も私の隣にしゃがむ。


「……なぁ、渚の髪ってさぁ、染めたの?」


いきなり凄い質問来たな…ι


「あぁ、この色?
うん。染めたよ。」


私の髪の色はライトブラウン。
実は結構お気に入り。

「なんで染めたの?」

「…中学の時にジュエル入った…って前言ったでしょ?あの時に染めたんだ。金色に。」

「…マジで?金髪?」

「うん。あ。でも元の髪の色は黒だったよ。…なんかあの時全部が嫌になって勢いで金色に染めちゃったんだよね…

あの時は荒れてたよ。本気で。」

「…で何で今は茶髪?」

「いやー、高校入るのに金髪は流石にヤバイかなぁと思って中3の冬休み入る前に染めたのが今の色。

結構気に入ってるんだこの色♪」




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