きみとベッドで【完結】

◇泥中花‥‥side SIKI

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日曜の夕方。


ようやく新しい制服が届いた。


これで少しは好奇の目で見られることもなくなるだろう。



1DKのデザイナーズマンション。


その新しい自分の部屋で、


あたしは届いたばかりの制服に袖を通した。



「どう? 似合う?」



夜になって来た幹生に制服姿を披露したら、


呆れた目を向けられた。



「そんなことより、どーなってるの? 俺が初日に手伝った時となにも変わってないじゃないのこれ」



封が切られたまま放置されている段ボールの山を見て、幹生がため息をつく。



始業式のあと、引っ越しの手伝いをしてくれた幹生。


冷蔵庫とか洗濯機とかテレビとか、


そういう家電を手際よく設置してくれたのはありがたかった。

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