★俺様主人とパシリちゃん☆
12:親子



この頃また、庵くんの機嫌が悪い



とゆうか、無言?



「…庵くん?」



「…………」



ずーっと何かを考えてる様子



「お~ぃ?」



手を顔の前でふってもダメ…



こうなったから………



私は近くにいた匠くんの横に移動した



「匠くん、庵くんが変だよ」



「俺もそう思う…」



どうやって聞き出そう



「とりあえず、庵を喋らす方向…」



…匠くんはこんな考えをだした



「イチャつこうぜ☆」



「誰が?」



「俺とナナが☆」



えぇ!!



「で…でも…」



「庵を喋らすんだろ?」



…や、やるしかない……



「や~ん☆匠くんのえっちぃ♪」



「ナナの体が俺ほしがってる☆」



これでもか!ってくらいに危険な会話



「おい…ナナ……」



!!!!


庵くんが喋った!



「…イィ度胸してんな?ん?」



…なんで?私だけ??



この場合は匠くんもじゃないの!?



演技を見透かす目で私を見ていた



「…だって庵くんが喋らないから!!」



何とでもなれっ!!!



………………



………???



何にもこない……



不思議で庵くんを見た



「聞いてくれんの???」



ぎゅうって私を抱き締める庵くん



「!?聞くよ!?聞くから、どうしたの??」



「俺も聞きてぇ!」



寄ってくる匠くん



「ナナに触ったからダメに決まってんだろう」



「ナナだって俺に触ったじゃねぇかよぉ」



庵くんは私を抱き締める力を強めた



「ナナは消毒中」



庵くんの言葉に私の顔は緩んだ


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