★俺様主人とパシリちゃん☆


『……』


「どーしたの?」


『…来い』


「?何処に…?」


『やっぱいい…』
ブチ


……


「…なんなの……」

昼休み中の屋上……


空を見上げる


「……好きになるのは間違いだったかな…」



……










数日後…


ピピピ
着信:ヒナタさん



「もしもし…?」


『てめぇ、はやくSAKURAに来い!!!』


え…!?
匠くん……?


「なんで、匠くんが…」


『んなこと、どーでもいいだろ!!庵がいるんだよ!!』


庵くんが……


『でも…なんかおかしいんだよ!!はやく来い!』


「…でも、私なんかじゃ……」


『すべこべゆーんじゃねぇよ!!』
ブチ


登校中にも関わらす私はSAKURAに行く道を走った


…行ってどうするの??

………後悔するかもしれないのに…


庵くんに会いたい…その気持ちだけが私を急がしていた







がちゃ

「はぁ…はぁ…」


「はやくねぇ??息切れてるし……」


キョロキョロと庵くんを探す


「庵なら、個室に寝てる…」


私は庵くんのいる個室に入った


かちゃ…


「すーすー」


……庵くん

…少し痩せた?


なでなで…

私は庵くんの寝てるソファに座って頭を撫でる


何してたんだろう……


「ん…」

起きちゃった…??


「…女?」

…私がわかんないの?


「ナ…ナ?」


久し振りに庵くんに呼ばれた…


「庵くん……」


庵くんはゆっくりと起き上がる


「ナナ……」


私は庵くんにソファに押し倒される

「きゃぁ!!」


「…なんで、居んだよ……」


ギロっとしてる庵くんの目……


「…庵くんに会いたかったの……」

ポロッとこぼれた本音…


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