★俺様主人とパシリちゃん☆


「…ヤダ」


「なんで?」


「帰ったらナナと一緒にいられない…」


……庵くん、可愛い…


「…ナナがいないと治んねぇ……」


「大袈裟だよ」


私は庵くんのシャツのボタンをしめる


私は庵くんの腕を掴んで帰ろうとする


「だから、帰んねぇ…」

庵くんの抵抗は続く


「熱下がんないよ!」


「家行っても誰もいねぇし…」

……


「じゃぁ、私の家で看病する」


今日は朝から親が出張だったから誰もいないし






私は強制的に庵くんを帰らせた


「寝ててね?」

私のベッドに庵くんを寝かせた



「?」


「ここ居ろ…」


庵くんが私の手を握っていた


「庵くん、私なにも出来ないんだけど……」


「俺の側に居ればいぃ…」




少しすると庵くんは眠りについた

「…可愛い寝顔」


私は庵くんの手から手をとり、食べ物を作りに行った



「…お粥かなぁ……」

私は呟くとお粥を作り始める


…今日の庵くんは甘えん坊だなぁ…

小さく笑いながら、ニヤけながら?お粥を作った



たん、たん…

「ナナ?」


「庵くん!!…起きたの?」


やっとお粥作ったのに……


「ナナが居なくなってた……」


……子供か…

「なに作ってんの?」


「お粥だよ」


「俺、玉子焼き食いたい…」


庵くん、熱あるのによく玉子焼き食べたくなったな…


「わかった、作るから」


庵くんは私のことをぼーと見ていた


見られると恥ずかしい…


「庵くん、ベッド戻ろ?起きてるの辛いでしょ?」


素直に私についてベッドに寝た庵くん

「お粥と玉子焼きだよ、食べてね」


ぱく
庵くんは少しずつ食事をする



「薬持ってくるね」


私は薬を取りに行く



がちゃ


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