理想の結婚【2】
「その子達じゃ、
あなたの相手はできないわ。

今の私は、あの頃とは違う。」


「・・・・・」


「あなたと離れて、私は本当に
郁人に大事にされてたんだなって思った。」


「祥子・・・」


「ふっ。 私、郁人の彼女に
立候補します。」


そう言って、俺の頬にキスをした。


えっ!?


「まぁ、考えてみて。
じゃあね!!」


そう言って、祥子は帰って行った。


祥子とやり直す?
考えたことなかったなぁ・・・


俺はしばらく祥子の後姿を眺めていた。




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