理想の結婚【2】
最高のクリスマス
その日から毎日、高橋からメールが
来るようになった。

たまに電話もかかってくる。


正直、一人青森で暮らすのは寂しかった。


たわいもない話、会社の話、
いつも高橋の明るい声に励まされて、
癒されていた。


こんな毎日を過ごしてるうちに、
高橋からのメールが唯一の
楽しみになっていた。



それで、メールや電話で、
高橋が必ず言うんだ。


「逢いたいなぁ。」、
「今度行っていいですか?」、
「先輩、大好きです!!」
って・・・


俺はその言葉を、はぐらかすことしか
出来なかった・・・




< 233 / 291 >

この作品をシェア

pagetop