理想の結婚【2】
「終電なくなったら
泊めてください。」


「はぁ!?
できるわけないだろう?」


「なんでですかぁ~!?
こんな時間に一人で帰ったら、
誰かに襲われちゃいますよ~・・・」


「えっ!?」


そう言いながら、俺の腕を掴み
すがる様に顔を覗き込んでくる。


ううっ・・・


確かにこんな状態なら、
誰かに襲われるかも・・・


しかし、かわいい・・・


そんな目で俺を見るなよぉ~



< 40 / 291 >

この作品をシェア

pagetop