理想の結婚【2】
さよなら、高橋・・・
次の日・・・


「いってらっしゃい。」


「うん。」


そう言って、果穂ちゃんは
俺にキスをした。


果穂ちゃんの笑顔に
見送られながら俺は家を出た。


果穂ちゃんを抱いた温もりが
まだ体に残ってる。


思いっきり、ニヤケそうな顔を
我慢して俺は歩いた。


俺の心は晴天のごとく
晴れ渡っている。




そう、高橋の顔を見るまでは・・・


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