王子様は夢の中---いいえ、違うの---

現実④






「大河、ここ…映画館……。」




抱き締められているから、声がこもってしまった。





「誰も見てねぇよ……」





……………



ごもっとも…なんだけど。




「で……っも…!」










……反論は聞かない!





とでも言うように、大河はあたしの口を塞いだ。



彼の口によって。





「………っ」





大河は、

あたしを抱き締めたまま、
キスをしたまま、



あたしを彼の膝に乗せた。




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