現代戦国時代2
謙信に引きつれられ、俺は一室に通された。
 
たくさんの書物が台に置かれ、その横には蝋燭。
 
「ここでいつも書を読んでいるんだ」
 
どうやら謙信の部屋のようだ。
 
「まぁ、楽にしてくれ。君にはずいぶん世話になったみたいだからね」
 
謙信は先ほどまでの豪快な感じから、人のよさそうな感じに印象が変わった。
 
「どっこいしょっと」
 
すると、先ほどまで寝ていたはずの慶次も中に入ってきた。
 
そして、またごろりと横になった。
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