現代戦国時代2
「……じいさん。じいさんもプレイヤーなのか?」
 
「ああ。そうじゃ」
 
じいさんなのに…
 
なんて偏見を持ってはいけないと思いつつも、俺は驚きを隠せなかった。
 
「びっくりだろう?」
 
じいさんはニコニコしている。
 
見た目はもう七十くらいのじいさんだ。
 
こんなゲームをしているなんで何かしら理由があるに違いない。
 
「じいさんは何でゲームを?」
 
「孫がな……帰って来ないんじゃよ。大切な孫が、親のせいでな……」
 
言葉につまりながら、懸命に話すじいさん。
 
手元が少し震えて見えるのは、怒りなのか悲しみなのかまでは分からなかった。
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