恋・キオクの蕾
さて。


告った男の子はというと・・・。


あぁ~れまぁ・・・。


泣きながら走って行っちゃったよ。


あー・・・可哀想・・・。


あ。コレが同情ってヤツ?


「なぁに?アレ。
 フラれたぐらいで泣いちゃって。
 ダッッッサ」


ゥワオ☆


グサッとくる言葉だねェ~♪


「ねぇ優奈ちゃん。
 もう少し優しくしてあげても・・・」


「え~?やぁよキモチ悪い。
 あ。それより桜っ課題写させて☆」


「え。やってないのぉ?
 ん~・・・ダァメッ。
 たまには自力でやりなさいっ」


たまには鬼になんなきゃね(笑


「ちぇ~。桜のケチ」


「はは♪
 さぁっクラス発表!見に行くよぉ」


そう言って私は、優奈ちゃんの手を握って


新しいクラスが載っている紙を見に行った。
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