Princessの掟2
「誰って君こそ誰?」
優斗に負けじと男の人が睨む。
そんな男の人に優斗は勝ち誇ったように鼻で笑った。
「俺?俺は百合亜の婚約者だよ。」
優斗の言葉に顔が赤くなる。
「百合亜!婚約って俺との約束は忘れたの?」
そう言って私の腕を掴もうとしたので咄嗟に優斗の後ろに隠れる。
「私、あなたのこと知りませんわ。人違いじゃないですの?」
わざとお嬢様っぽく言う。
この言葉使い久しぶりだな。