Princessの掟2






ガラッ 



ドアの鈍い音と共に彼女が教室に入った。 



私は教室のギリギリの場所で立ったまま。 



「入らないの?」



少し苛立ったような声。



「は、入るわ。」



手をぎゅっと握って、教室に足を踏み入れた。 



中は気持ち悪いぐらい静かでその静けさがより怖さを倍増させる。 






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