Princessの掟2






私の迎えがきたみたい。



「ごめんなさいね、私急いでいるの。じゃまた。」



彼女にそう言うと車に乗り込んだ。 



「本当にすみませんでした。」



窓越しに謝ってきた。 



「なんともないし気にしないで。」



「ありがとうございます。」



彼女の返事を聞くと車を出した。 



この時私はたいして気にしてなかった。 



彼女もまた私と優斗の中を掻き混ぜる人のひとりであることに。 







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