キミのとなり。


私は今、帰りの電車に揺られていた。


部活中はなんとかちゃんとできた……と思う、多分。


でも心の端っこには、トモと先輩のことがずっと引っかかってた。


帰り際、「自分に聞いてごらん」って自分の胸を指さしながら美咲は言った。


自分に聞いてみる……か。



地元の駅に着いた時、DVD観る約束を思い出して、修ちゃんに電話してみた。


「修ちゃん? 今駅だけど、ご飯食べた?」

『まだ。……つーか、俺も駅前にいるけど……あっ、いた。千鶴、右向いて』

「右? どこど……あっ」


ちょっと離れた本屋さんの前で小さく手を挙げている修ちゃんが見えた。


『今そっち行く』


それだけ言って電話を切った修ちゃん。


……やっぱり目立つよな、あの制服(笑)


おまけに修ちゃん、カッコイイしね。
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