この想いを君に…4
時間が許す限り、光さんはファンの要望に応えていた。



こんな光景も、もう最後。

胸に込み上げてくるものを抑えてあたしはそれをじっと見つめていた。



泣いちゃ、ダメだよ。



まだ自分のレースもあるんだから。



でも…

あたし、多分一生、この光景を忘れられないと思う。
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