この想いを君に…4
「ほら、むっちゃん!」

余韻に浸っていたらいきなりママが声を出して手を叩いた。

「この後、各クラスのシリーズチャンピオンの表彰式があるでしょ?
準備しないと!!」



…そうだった!!

あたしは慌てて走り出す。

表彰台の下のドアを開ける瞬間、あたしはちらっと後ろを振り返った。



大歓声に包まれている観客席。



何となく、活気のある様子が嬉しかった。
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